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キャラデザとか初期案の話(深月)

 

つづき

 


◯花菱深月

もともとのキャラデザお題は

「厚着」「頭の上にゴーグル」「ベルト」「動物と喋れる」でした

最初はスチームパンク風味な動物学者とかファンタジー寄りのものを考えていたんだけど、

企画当時このお題で描こうか考えていたらしかった方が別にいて、その方がファンタジー系のキャラデザがかなりお上手な印象があって

せっかくお題を譲っていただいたので、

それなら私がこのお題を選んだからこそ生まれるキャラクターにしたいな!という考えに至り

「登山家」という設定の現代風のキャラクターを作ることにしました

このお題で登山家が出てくることが意外?だったみたいで褒めてもらえたのが嬉しかった記憶

 

デザイン、容姿自体は最初からほとんど変わっていません

年齢が初期案で35だったのを31に下げたくらいかな

内面的には小学生男児だと思っています

 

「花菱深月」という名前について

太陽の従兄弟であるという設定は最初からあったため「太陽」の対になる「月」を入れたかったのと

職業登山家で動物と通じ合えるという設定から自然と深い繋がりを持たせたくて、

「花鳥風月」という四字熟語をもとに名付けました。

 

「満月」でみづき、としなかったのは満月だとさすがに満月すぎるだろと思ったからです

あと満月だと太陽に近い煌々としたイメージが私の中にあるので、どっちかというと新月〜三日月あたりの繊細なイメージにしたかった

深月って明るくて豪胆で強く輝いてるような性格の印象強いけど、自分が守るべきもののことをいつも考えてるしそれらのためなら自分が犠牲になることも厭わない「寄り添う優しさ、奉仕的」みたいな面もあるから、

オーラのある強い光を放つ満月より繊細な細い月の方が深月に合ってると思いました

 

相棒「マロン」の名前について

太陽と月ときたら星関連の名前にするか迷って実際ステラとか他の案もあったんですが「深月はできるだけいつも太陽を優先する優しい性格」という設定がそれを許さず

「茶色くて栗みたいでかわいい」という太陽の呟きが採用されてしまった

 

ブラコンというわけではないんですよね深月

本当にただ愛情深くて優しいだけ

太陽がほっといてとか子ども扱いしないでって言えば全然その通りにするけど、

太陽は深月に構ってほしいし甘やかしてほしいと思っているのでお望み通りに接してあげている感じ

 

太陽との血縁関係について

太陽を作ってしばらくして、キャラデザ2人目を作りたいという話をしていて

その時に血縁キャラを作りたいと表明はしていて、

なんで血縁が欲しかったかというと

太陽の設定を掘り下げていく過程で「太陽は影が薄く存在感がないため幼い頃にいとことかくれんぼをしていて、そのまま忘れられてしまったことがある」というエピソードが初期からあったので

その時の「太陽を忘れてかくれんぼすっぽかして太陽泣かせたいとこのお兄ちゃん」として深月が生まれたという経緯

 

深月の忘れっぽさもそこから来ているけど、掘り下げれば掘り下げるほど

「太陽が自虐で自分の影の薄さのせいにしているが、冷静に考えれば忘れる深月の方がおかしい」と思って

深月のまだ出してない設定まわりに繋がっていくんですけど今のところはまだ絵とか作品としては出せてないです ごめんね

書きたいことが山ほどある♪

 

深月のデザインを書き起こしたり設定を掘り下げるにあたって登山のことを調べていたら、Googleがおすすめ記事に登山に関するあれこれをたくさん出してくれるようになりました

インドア派が読んでも結構おもしろいものがたくさんあって、今は自分も「山いいなー!」と思ってます